ネックストラップの印刷方法と素材について

オリジナルのネックストラップを作る前に最低限押さえておきたい印刷方法と素材について説明します。

印刷の種類について

シルク印刷

シルク印刷は印刷用の版を作ってプリントする方法で、ネックストラップのプリントでは最もポピュラーな印刷方法です。印刷する色毎に版が必要となりコストも上がるため、普通は1色のみ、多くても3色くらいの色で印刷されます。

最近では抗菌作用のあるインクを使ったシルク印刷などもあり、医療現場で使うネックストラップや、イベントなどで繰り返し使うスタッフパスなどで用いられています。

フルカラー印刷(昇華転写)

ネックストラップへフルカラーでプリントをする場合は昇華転写という方法でデザインを印刷します。昇華転写はプリントしたいデザインを印刷した専用の転写用紙を高温で圧着する方法で、Tシャツやマグカップなどへのプリントでも広く使われています。

印刷の特性上、ネックストラップの素材には耐熱性のあるポリエステルが使われることが多く、レザーやナイロンなどには不向きとされています。

紐の織り方の違い

ネックストラップは素材の他にも紐の織り方にも種類があります。

平織りナイロン

平織り(ひらおり)とは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に織る、最もスタンダードな織り方です。
耐久性に優れ、摩擦に強いため、ネックストラップでは一番多く使われています。後述するポリエステルよりも目が細かい素材なので、インクが載りやすく、細かいデザインも綺麗にプリントできます。

朱子織りナイロン

朱子織り(しゅすおり)は、平織りと同じく糸を交互に組み合わせて構成される織り方ですが、経・緯どちらかの糸のみが表に見えるように織られているのが特徴です。これにより光沢が強くなり、高級感のある仕上がりになります。

袋織りポリエステル

袋織り(ふくろおり)とは、筒状になっている織り方のことです。スニーカーの紐みたいな紐というとわかりやすいかと思います。袋織りポリエステルのネックストラップは他の織り方に比べて柔らかく、肌触りが良いのが特徴です。但し、目が粗く、インクの沈み込みが激しいため、ナイロン素材と比べると細かいデザインは表現しにくいというデメリットがあります。

平織りポリエステル

袋織りポリエステルと同じく肌触りの良いポリエステル素材のネックストラップです。フルカラー印刷(昇華転写)のネックストラップを作るときにはこの素材が使われます。

まとめ

以上、ネックストラップの印刷方法と素材について紹介しました。

ネックストラップがどのような素材で作られているかなどということを知りたいのは、ストラップを作っているメーカーか、役所から頼まれてストラップを発注する広告代理店の営業さんくらいなものかと思いますが、お役に立てれば幸いです。

ネックストラップ付きの社員証を作るならこちらがおすすめです

JOGGO

カスタムオーダーメイドサービスのJOGGOでは、オリジナルの本革IDカードケースを1個から作ることができます。素材には牛本革が使われており、もちろん社名やブランド名の名入れも可能。カラーは全13種類から選ぶことができ、カードケース部分とネットストラップ部分を別々の色にすることもできます。デザインの作成や価格の見積りはウェブサイト上から無料で行えるので、高品質でおしゃれな社員証を作りたい方は一度チェックしてみてください。